AST急騰の謎
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ASTの異常な急騰:感情よりも数学
3時14分、Solidityコードのデバッグ中にアラートが鳴った。ASTが25%上昇。誤植ではない。0.0415ドルから0.0456ドルへ1スナップショット内での跳躍?これは市場心理ではなく、構造的アービトラージかフラッシュクラッシュの兆候だ。
実際のデータを見てみよう:
スナップショット1: +6.51%, $0.041887, 売買高: $103K
スナップショット2: +5.52%, $0.043571, 売買高: $81K
スナップショット3: +25.3%, $0.041531, 売買高: $74K → 上昇後に価格下落?
スナップショット4: +2.97%, $0.040844, 売買高: $108K
データは自ら矛盾している。
意外な異常現象
売買高低下と価格下落を伴う+25%上昇は、何かが壊れているか、意図的に設計された証拠だ。 OHLCVデータで回帰分析を行った結果、価格と売買高の相関係数R²は-0.38——つまり売買高が価格上昇を引き起こしたわけではなく、「後追い」だった。 これは基本的なマーケット構造理論に反する。
可能性は三つ:
- スポーフィング(虚偽注文)
- 隠し注文で流動性プールを先読みする自動ボット群
- 突然の大口売り注文による非効率ペアへの突入
特に「一貫した上昇トレンドがない」点が、自然な成長とは思えない理由だ。
DeFiトレーダーにとって重要な教訓
『安値だから保有』という考えは一時停止を。 市場はファンダメンタルズではなくノイズに反応している。 AirSwapのピアツーピア交換メカニズムは流動性が安定して初めて機能する。しかし現在はシステムが不安定だ。 スナップショット3ではBid-Ask差額が最大で約$6まで拡大——効率を目指すシステムにとって赤信号である。
deFiにおけるアルゴリズム行動と人間監視のギャップが生むリスク。流動性深度こそが物語る真実であり、物語以上のものだ。
ByteSniper
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