ブレイストの真実
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ブレイストはなぜL2として機能しないのか
正直に言うと、ブレイストのスマートコントラクトを徹底的に検証した結果、そのL2としての資格は私のトースターが量子コンピュータであるよりも低いと結論づけました。技術的な分析を以下にご紹介します。
3/5マルチシグの時限爆弾
- プロキシ操作: ブレイストはOpenZeppelinのUUPSUpgradeableを使用。つまり、5人の匿名署名者のうち3人で、一夜にして契約ロジックを書き換えられる。
- 橋渡しの欠如: 実際のL2には見られない要素が多数。 ・トランザクションバッチなし ・ファールプローフなし ・データ可用性チェックなし 単なるETHを自動ステーキングするウォレットにすぎません。
2億ドルもの逃走口
アップグレードリスク以上に恐ろしいのがenableTransition()
関数です。
- 任意のコントラクトを
mainnetBridge
として承認可能。 - 適用される検証条件:EOA(外部所有アカウント)でないか? → これだけでステーキングされたETH/DAIが全て流れる! 画像では笑えるほどシンプルな検証処理が示されています。これを映画化すればヒット間違いなしです。
この問題が重要な理由
この記事執筆中にブレイストTVLが2億ドルを超えました。つまり…
- 攻撃者が狙う理由が2億ドル分ある
- 出金スキャンに対する技術的障壁はない
- ビットコイン上での中央集権化より深刻な状態 プロテイプ:もし「L2」でトランザクションバッチもEthereumへのデータ投稿もないなら、それはただ面倒な手順付きのお財布にすぎません。
ChainSight
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