ブレイストの真実

1.33K
ブレイストの真実

ブレイストはなぜL2として機能しないのか

正直に言うと、ブレイストのスマートコントラクトを徹底的に検証した結果、そのL2としての資格は私のトースターが量子コンピュータであるよりも低いと結論づけました。技術的な分析を以下にご紹介します。

3/5マルチシグの時限爆弾

  • プロキシ操作: ブレイストはOpenZeppelinのUUPSUpgradeableを使用。つまり、5人の匿名署名者のうち3人で、一夜にして契約ロジックを書き換えられる。
  • 橋渡しの欠如: 実際のL2には見られない要素が多数。  ・トランザクションバッチなし  ・ファールプローフなし  ・データ可用性チェックなし  単なるETHを自動ステーキングするウォレットにすぎません。

2億ドルもの逃走口

アップグレードリスク以上に恐ろしいのがenableTransition()関数です。

  • 任意のコントラクトをmainnetBridgeとして承認可能。
  • 適用される検証条件:EOA(外部所有アカウント)でないか?  → これだけでステーキングされたETH/DAIが全て流れる! 画像では笑えるほどシンプルな検証処理が示されています。これを映画化すればヒット間違いなしです。

この問題が重要な理由

この記事執筆中にブレイストTVLが2億ドルを超えました。つまり…

  • 攻撃者が狙う理由が2億ドル分ある
  • 出金スキャンに対する技術的障壁はない
  • ビットコイン上での中央集権化より深刻な状態 プロテイプ:もし「L2」でトランザクションバッチもEthereumへのデータ投稿もないなら、それはただ面倒な手順付きのお財布にすぎません。

ChainSight

いいね92K ファン4.39K